経済発展が急上昇している中国では、地下鉄の建設も、ものすごい勢いを見せてくれています!今回の記事では、現在、30あまりの中国各都市に走っている中国各都市別の地下鉄ランキングをご紹介したいと思います。
その前に過去ご紹介した厦門地下鉄(アモイメトロ)の記事をぜひ読んでいただきたいです。運賃が安いし、地下鉄車内も清潔だし、乗客たちのマナー良さも絶賛だし、むしろ中国では地下鉄に乗れるだけで先進国の住民のように気取っている感が見え見えですw

中国の地下鉄現状について
ご存知の通り、地下鉄は、地下で運行しているため、地上にある交通面の渋滞解消やアクセスの利便性といったメリットがあります。
昔、自転車大国だった中国では、いまは自動車大国へ変身しつつであります。車の渋滞対策として公共交通である地下鉄の建設も自然に需要が出てきます。
現在の中国大陸(香港・マカオを除く国内)においては、各都市で建設している地下鉄の総距離はすでに4600キロに達しています。10年前と比べると、4倍ぐらい増えていることが分かりました。
今に至っては、33都市では地下鉄の開通が出来ていますが、それにしてもここ最近の10年以内だけで地下鉄が走っている都市は、もう20個ぐらい増えているという急成長の状況です。中国では本当に地下鉄建設のブームを迎えていると言っても良いでしょう。
では、地下鉄が開通中の各都市の営業距離や路線数、乗降客数ごとをランキングしていきます。
中国各都市別の地下鉄ランキング
まず、最初にご紹介したいのは、中国各都市別の地下鉄の営業距離・路線数ランキングです!
都市 路線数 営業距離
- 上海 15 670km
- 北京 20 617km
- 広州 14 474km
- 深セン 8 286km
- 武漢 8 264km
- 成都 6 222km
- 重慶 7 215km
- 南京 5 176km
- 天津 5 167km
- 鄭州 4 134km
- 西安 4 123km
- 蘇州 3 121km
- 杭州 3 115km
- 昆明 3 89km
- 瀋陽 3 89km
営業距離1位は上海の地下鉄(670km)ですね。
続きましては、中国各都市別の地下鉄の輸送客数(1日あたり)ランキングのご紹介です。
都市 輸送客数(1日あたり)
- 北京・・・ 1148.3万人
- 上海・・・ 1122.5万人
- 広州・・・ 899.5万人
- 深セン・・・599.1万人
- 成都・・・ 394万人
- 武漢・・・ 364.3万人
- 南京・・・ 340.5万人
- 重慶・・・ 290.8万人
- 西安・・・ 262.6万人
- 杭州・・・ 177.6万人
- 天津・・・ 146.2万人
- 鄭州・・・ 106.6万人
- 瀋陽・・・ 92.3万人
- 長沙・・・ 87.3万人
- 昆明・・・ 74.5万人
トップ2の北京と上海は、1日だけで1000万人を超える輸送力がありますね。中国の政治中心地と経済中心地の2大都市の実力が本当にすごいです!
※本記事に記載しているランキング内容は、中国SOHUのニュースサイトより抜粋しています。
まとめ(感想)
以上、中国各都市の地下鉄ランキング:営業キロ数や乗客数を路線・駅ごとにまとめてのご紹介でした。日本の地下鉄より後発している中国の地下鉄ですが、営業キロ数も乗客数(運送客数)もすでに日本を超えていることは間違いないです。それもそれが中国の土地面積が広くて人口も広いからという理由がありますが、、
とはいえ、中国の地下鉄は日本と同様に各都市の政府が主導で公営している交通事業が多いですので、中国各都市の地下鉄の建設には多額のお金が動いていますが、運賃が安い中国の地下鉄は、正直に費用対効果の収支面では黒字の都市がまだまだ少ないとも言われています。まだ課題が多い中国の地下鉄ですが、今後はどのように発展してゆくの、楽しみですね!
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